偏芯モニター(EM)

偏芯モニター―タキカワエンジニアリング株式会社

偏芯モニター EMシリーズ

レーザー光で電線の位置を、磁気で電線内の胴体中心位置を測定し、デジタル信号処理によって偏芯量を求めます。

特長

  • 非接触測定のため、ケーブルの損傷がありません。
  • 細線から大口径まで、様々な径の被覆電線に対応します。
  • 機構的な駆動箇所が無いので保守が容易です。

パネルコンピューター(表示部)

偏芯モニター/パネルコンピューター(表示部)―タキカワエンジニアリング株式会社

表示部にはパネルコンピュータを採用し、タッチパネル操作も可能。

電線の位置、偏芯量をわかりやすいグラフィックでリアルタイムに確認でき、偏芯/肉厚表示の切替も容易です。

電線ごとの測定データをCSV形式でCFメモリに記録でき、RS-232Cによる外部コンピュータとのオンライン動作や、RS-485(オプション)によるデータの一括管理も可能。

設定画面ではデータの目標値や許容値、エンコーダーによる電線の計尺値などが設定できます。

システム構成

偏芯モニター/システム構成―タキカワエンジニアリング株式会社
偏芯モニター/システム構成―タキカワエンジニアリング株式会社
システム構成

<設置上の注意>
芯線、芯線供給機、押出機、偏芯モニター、水槽、巻取機のアースを必ず接地してください。また、芯線とアースを必ず接続してください。

仕様

共通仕様

測定対象 円形導体に絶縁物を被覆した電線
使用環境 温度5~40℃ 湿度35~85%RH(結露なきこと)
アナログ出力 偏芯(X, Y, R, θ軸) 外径偏差(X, Y, 平均) 外径絶対値(X, Y, 平均)
警報出力(リレー) 外径上限、外径下限、偏芯量オーバー、エラー(異常位置)
ファイル出力 CF, USBメモリーなどに測定データを保存可能
RS-232C I/F データビット 8bit、ストップビット 1bit、パリティなし 通信速度19200bps推奨
RS-485 I/F オプションにて対応
設置抵抗値 第3種接地抵抗値(≧100Ω)以下
AC電源 AC90~240V 50/60Hz 50VA以下

個別仕様

検出ユニット 型式 EM-302B EM-303B EM-304A EM-304B
被測定電線条件 仕上り外径 0.3~5mm[*1] 0.3~15mm 0.8~30mm 0.8~45mm
芯線外径 0.1~3mm[*2] 0.1~10mm 0.5~20mm 0.5~35mm
外径精度[*3] ±0.002mm ±0.002mm ±0.005mm ±0.005mm
偏芯精度 ±0.01mm[*4] ±0.015mm[*4] ±0.02mm[*5] ±0.03mm[*5]
CADファイル
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制御ユニット 型式 EM-200B
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表示ユニット 型式 EM-PC2
パワーアンプ 型式 EM-1000
励磁ユニット 型式 EM-800 本体に装備 EM-125
CADファイル
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[*1] 使用方法により5mm まで測定可能です。
[*2] 使用方法により3mm まで測定可能です。
[*3] X 軸、 Y 軸それぞれの条件となります。
[*4] 電線中心位置がセンターの±2mm 以内にあるときに測定精度が保証されます。
[*5] 電線中心位置がセンターの±5mm 以内にあるときに測定精度が保証されます。