カウンティングイベントプリンター(AD)

カウンティングイベントプリンター―タキカワエンジニアリング株式会社

カウンティングイベントプリンター ADシリーズ

外径測定器や凹凸検出器などあらゆる装置からのアラーム信号を受け、受信時点における電線の距離とメッセージを連続的に印字します。

計尺値に対するプリセット値(予報・満量)を設定でき、RS-232C I/F(標準装備)で警報出力を行うこともできます。

また、計尺パルスに対するスケーリングが可能で、各メッセージの補正距離を設定することで正確な計尺値を記録できます。

USBポートを搭載し、データの保存やイベント名の変更などもUSBメモリから行えます。

イベント入力距離補正設定モード

画像取得装置/イベント入力距離補正設定モード―タキカワエンジニアリング株式会社

基準位置からイベント入力元となる測定器の位置を予め設定しておくことで、測定器やマーキング装置の距離を補正することができます。

これにより、イベント発生時の正確な計尺値を印字することはもちろん、正確な位置にマーキングすることができます。

データ出力例

年月日時分とロットナンバー、最大10種類のメッセージを入力可能。

時計を含む各種設定はバッテリーバックアップによって長期間保存できます。

感熱紙

カウンティングイベントプリンター/データ出力例(感熱紙)―タキカワエンジニアリング株式会社

TXT形式

カウンティングイベントプリンター/データ出力例(TXT形式)―タキカワエンジニアリング株式会社

CSV形式

カウンティングイベントプリンター/データ出力例(CSV形式)―タキカワエンジニアリング株式会社

仕様

型式名 AD-700
CADファイル
DXF

PDF
計尺機能 計尺表示 6桁 緑/赤2色 7セグメントLED
計尺用入力クロック 単相パルス/A相B相パルス 対応、アップ/ダウンカウント可
クロックパルスレート 最高2kPPS/100PPS 選択可能
パルスレート 0.00001~999999m/pulse の範囲で任意設定可能
計尺センサー電源 DC+12V 最大70mA
イベント入力 イベントメッセージ数 10種類
メッセージイベント入力 背面端子台
リセットイベント入力 前面パネルスイッチ、背面端子台、RS-232C
プリントイベント入力 前面パネルスイッチ、背面端子台、RS-232C
メッセージイベント名変更 RS-232C/USBメモリを通じて変更可能
イベント入力バッファ 50
各種設定 各種パラメーター設定 6桁 緑色 7セグメントLEDによるデジタル設定
PRESET1(満量) 6桁(絶対値設定)
PRESET2(予報) 6桁(絶対値設定、またはPRESET1に対する相対値設定も可)
各 PRESET 出力 計尺値7セグメント赤色表示、前面パネルLED、リレー接点、RS-232C
イニシャルセット 6桁
ロットナンバー 4桁 自動更新可能
イベント入力距離補正 各メッセージイベントごとに補正距離を設定可
倒立文字 データ設定モード
印字 プリンター 58mm幅 サーマル方式
用紙切れ出力 前面パネルLED、リレー接点、RS-232C
USB メモリコントローラ USB 2.0 ホストコントローラ
機能 USBメモリへのイベントデータセーブ機能、設定値ロード/セーブ機能
マーカー出力 リレー接点出力、パルス幅0~60000msecの範囲において1msec単位で設定可能
時計機能 年月日時分
バッテリーバックアップ 計尺・時計・各種設定をバックアップ(バックアップ時間:1ヶ月以上)
外部通信 RS-232C標準装備(ボーレート 9600/19200bps)
電源 AC90~240Vフリー電源 50/60Hz
消費電力 8VA以下

従来機比較

カウンティングイベントプリンターの従来機(AD-50/AD-500:ともに廃盤)との主な差異は下表のとおりですが、ロール紙(感熱紙)は従来機と同じものをそのままご使用いただけます。

項目 AD-50 AD-500 AD-700
イベント入力バッファ 5 50
プリンター 58mm幅 20桁 サーマル方式 58mm幅 20桁 サーマル方式
USBコネクタ × USB2.0
倒立文字 プリンターのスイッチで設定 データ設定モードで設定

コミュニケーションユニット AD-COM

カウンティングイベントプリンター/コミュニケーションユニット―タキカワエンジニアリング株式会社

弊社製レーザ外径測定器やカウンティングイベントプリンターと接続して使用します。

ラインスピード制御電圧を入力することでイベント発生時の日時/計尺値/外径値/ラインスピード/イベント名の記録を行い、また5秒間隔で日時/計尺値/外径値/ラインスピードの記録を行います。

記録データはLAN接続したパソコンにCSV形式で保存されます。