外径制御ユニット（DAC）

2022年6月21日 2024年10月1日

takikawa2021

外径制御ユニット　DACシリーズ

外径測定器など寸法測定器の信号を受け、押出機や引取機に対してフィードバック信号を出力することで、外径を一定にコントロールします。

自動立ち上げ機能付／DAC+88

ステップ制御型／DAC-93

P.I.制御型／DAC-96

外径を一定にするために必要な押出スクリューの回転速度と引取速度の比を、運転回数を重ねるごとに自動学習。

立ち上げ時のロスを低減することで、運転作業の簡素化が図れます。

自動制御により、学習前でもある程度まで外径を制御しますが、学習後は外径がより安定します。

ライン特性は製品ごとに学習され、100通りまで記憶されるため、製品交換時にデータを再設定する必要もありません。

レーザ外径測定器から偏差情報を、ロータリーエンコーダーからＡ相、Ｂ相のパルスを入力します。

押出機―外径測定器間の距離およびロータリーエンコーダーのパルスレートを設定することにより、フィードバック制御が可能です。

自動制御から手動制御に切り換わる際に制御出力電圧をホールドすることが可能です。

また、手動制御への切り換え時に制御出力電圧を短絡する際、時定数を持たせることができるため、押出機や引取機に突発的な負荷をかけることはありません。

自動制御の状態では通常、偏差電圧入力がアラームレベルを超えたかどうかを監視しており、偏差電圧入力がアラームレベルを超えると、ステップ電圧（P×偏差入力電圧）を制御電圧出力に加算します。

ステップ電圧を加算するDEAD TIMEを経過すると、偏差電圧入力の監視を再開します。

レーザ外径測定器から偏差情報を、製造ラインからラインスピード電圧を入力します。

また、適切なP（比例）I（積分）値を設定することによりフィードバック制御が可能です。

自動制御から手動制御に切り換わる際に制御出力電圧をホールドすることが可能です。

型式名		DAC-96
CADファイル		DXF	PDF
制御方式		P/I/SPEED制御
自動立ち上げ機能		×
接続可能外径測定器		不問（要アナログ偏差出力）
信号入力部	入力種類	外径偏差／速度電圧入力
	絶縁	○
	電圧範囲	外径入力：DC±10V 速度入力：DC0～+10V
	入力抵抗	200kΩ
	ゲイン選択	×
信号出力部	出力種類	制御出力
	出力方式	補正値制御
	絶縁	○
	電圧範囲	DC±10V
	最大電流	DC±20mA
	出力抵抗	6Ω以下
	リミット電圧	設定可
設定	項目	P, I
設定	プログラミング機能	×
運転ボタン		手動／自動／リセット
外部運転入力		○
計尺パルス信号		不要
メイン表示		LEDバーグラフにて制御出力を表示
外部通信		RS232C, RS485（標準装備） CC-Link, Ethernet/IP（オプション）
電源		AC90～240V　50/60Hz　フリー電源
消費電力		8VA以下